【発達障害と幼稚園・保育園】カミングアウトのタイミング

チボが発達障害であることを受け入れたつもりではありましたが、幼稚園入園からのトラブル連発で「発達障害児の親であること」を痛感させられました。



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幼稚園でのお友だちとトラブル連発!自宅の電話が怖くなる‥

療育施設と相談しながら1年遅らせて入園した幼稚園でしたが‥入った途端、トラブルの連発!


  • おもちゃを譲ってくれないお友だちを叩く
  • 戦いごっこで強く叩いてしまう
  • 通りすがりにお友だちの頭をポンポン触る
  • 大声を出す


その他、チボ自身が

  • 他の園児に押されて前歯が欠けてしまう怪我をする
  • 全く「朝のお支度」などができていない
  • 挑発してくる園児にのってしまう


周りの園児が「怖い!」と感じる振る舞いがあったため、同じクラスの子どもたちが家に帰ってからお母さんに「チボくんが〇〇した」「チボくんに〇〇された」ということを伝えたようでした。


入園してすぐから、毎日のように家の電話に連絡が入り、チボの問題行動の話を聞くのはとても辛く苦しいものでした。


1年半の間、一生懸命に療育で頑張ってきて、やっと入園できた幼稚園。

ついていけないどころか、周りに迷惑ばかりかけることになってしまった結果に、親の私は激ヤセと白髪が一気に増えるほど悩みました‥。


上の学年の園児に押されて、チボの歯が鉄棒にぶつかってしまい欠けてしまう怪我がありましたが‥。怪我には至らないまでも手を出すことが多いチボに「加害者のレッテル」を貼られているようで、とても悲しかったです。


入園の喜びから一転、「チボを幼稚園に入れたことは本当に良かったのだろうか‥?!」。悲しみと迷いの日々がスタートしました。

世間の目は厳しい!息子の劣等感エピソード → 【発達障害と劣等感】諦めないこと > 出来るようになること

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担任の先生から勧められた「保護者の方へのお話」

担任の先生からの電話で、

「幼稚園のイベントでお母さんがいらっしゃるときに、チボくんの事情をクラスの保護者の方々に説明された方が良いと思います」と伝えられました。


どうやら担任の先生の方に、保護者の方々からチボについての問い合わせが殺到していたようで‥。

担任の先生から他の保護者への説明を勧められたのです。


その電話からしばらく後には、保護者参加のイベントの予定がありましたので、「その時にでも‥」と先生はおっしゃっていましたが、私としては、


イベント参加時に、チボの発達障害の話をわざわざ出したくない。


というのが本音でした。


チボが発達障害であることは受け入れてはいましたが、

その時の私には、不特定多数の方々にわざわざ打ち明けて回るほどの度胸や覚悟はなかったのです。


それにチボは幼稚園のイベントに参加できるのを楽しみにしていました。

私も園でのトラブルの件を抜きにすれば、幼稚園のイベントに参加できることがとても嬉しかったのです。

スムーズに幼稚園に入園できていたのであれば、普通に「楽しみだなあ」くらいの気持ちだったかもしれません。でも、私からすれば、


「一年半頑張って、ようやく参加できる幼稚園のイベント」です。言葉にできない嬉しい気持ちと、ここまで来れたという喜びがありました。なので、純粋にイベントを楽しんでみたかったのです。


しかし、そのような気持ちは、他の保護者の方や担任の先生の立場に立てば、私自身のわがままに過ぎない‥とも理解しておりました。

とても苦しい気持ちではありましたが、担任の先生に勧められたように、イベント参加の日に保護者の方に「チボの状態」を説明して回ることに決めたのでした。



予想外の展開!逆パターンに動転

イベント当日には予想外のことが起きました‥!

チボを挑発してくる園児が同じクラスにいたのです。


先にチボがクラスに着いていたのですが、登園して来るやいなや「チボーーーーッ!」と駆け寄ってきて、とにかくチボの頭をグリグリと強く撫で回したり、チボが読んでいる絵本をめちゃくちゃにしたり、チボの腕を引っ張ったり‥。

その園児に落ち着いてもらおうと私から声をかけるのですが‥完全に無視。その園児の保護者も見当たりません‥!


それでもチボは意外と慣れている様子で、20回くらいの挑発には無視を決め込んだり「やめて」と冷静に伝えて耐えていたのですが‥。

一触触発‥!

とうとう園児の挑発にのって手を出してしまいそうになるチボを、なんとか引きずって廊下に出るのが精一杯でした。



てっきり先生のお話から、「チボから他の園児を付け回したり手を出すもの」だとばかり思っていた私は、想定外の逆パターンに動転してしまいました‥。


この日は、フリーで動ける時間全てにおいてこの園児が声をかけてくるので、時には玄関まで避難したりで教室に入っていることもできず‥まったく他の保護者と接する時間が取れませんでした。


担任の先生もイベントの日には忙しい様子で対応してもらえる隙もなく。

かといって園児の保護者もほとんど見当たらず(何処に行ってるんだよ;;)


「イベント時の保護者同士の会話での説明」は無理だと悟りました。


ちなみに、園児はチボだけを狙い撃ち。他の園児にも少しだけ挑発してみる様子ですが‥チボ以外の園児は完璧にスルー。結局のっかるチボに戻ってくる‥という感じでした。


大事なことなんだから、伝える場を選びたい

園児に関して担任の先生にお聞きしたところ、「チボくんのことが好きだから、他の子とチボくんが仲良くすることを邪魔したい」「もっと自分のことをチボに見て欲しい」のだと伝えられました。


手応えとして、担任の先生はそこまで問題視していない様子で、

この園児はチボと仲良くなりたくて来てくれているようでした。しかし、発達障害のチボはすぐにのっかってしまい止まらなくなってしまうのです。


結局、手が出たりする可能性はチボの方が大きいという現実に、不安感が募ります。

そもそも保護者の方からの問い合わせが多すぎるのでお話してくださいと勧められていたわけですから、どの園児の保護者の方々でも不安や苦情を持っていらっしゃる可能性が殆どだということです(疑心暗鬼)。


イベントに参加して分かったのは、

イベント時に他の保護者と話などしてる余裕は無い!他の保護者への伝え方について変更する必要がある!と悟りました。


そもそも発達障害のチボが生まれてから、チボを連れてのんびり誰かと立ち話なんて一度も出来た試しが無いのです‥。


そのことを改めて思い知り、自分の置かれた状況の孤独さにも気づくことにもなりました。孤独を打開するためにも、やはり独自の道を模索しなければ‥!


チボの母ピコ‥静かに闘志の炎燃やします!


統合保育・発達障害を知らない人もいる

イベント後も、保護者の方々からのチボに関しての問い合わせは、担任の先生に多く寄せられていたようで、電話でそのことを伝えられました。

担任の先生曰く、

「統合保育や発達障害に関して、全く知らない保護者の方もいらっしゃるので、ご説明された方がいいと思います」

とのこと。


チボが入園した幼稚園は「統合保育:障害がある子どもとない子どもを一緒に保育する」を積極的に実施してくださっています。

近隣の「障害がある子どもが通う施設」「発達支援のための施設」などと連携してくださっていますし、その他「養護施設」などとも連携していて、「いろいろな事情のある子どもが一緒に遊んだり学んだりすることが大切であり必要だ」という方針のもと、活動してくださっています。


入園に関しての説明会や、入園式など‥様々な場面でその方針は語られていましたし、ご説明もあったのですが‥

子どもが健常だったり両親が揃っていらっしゃる子どもの保護者には、その方針を知らない方がいらっしゃるということでしょうか。


「手厚く見てくれる幼稚園」という情報は皆知っていても、「統合保育を実施している幼稚園である」ということは案外知らないのです。


なので障害についても全く理解がない方もいらっしゃる‥とのことで、説明が必要ということでした。



保護者の親睦会でのカミングアウト

担任の先生の勧めや自分で悩み考えた結果、


保護者の親睦会で全体的に周知することにしました。


カミングアウトすることを決めてから、胃は痛いし白髪は増えるし‥緊張の日々を送っていましたが、結果的には、


親睦会でカミングアウトして良かったです。


自己紹介のついでに言ったので、私としては言いやすかったし、自己紹介の場面であれこれと質問をしてくる人は皆無です。


  • チボの発達に不安があり療育に通っている
  • 週2回で児童発達支援に通って療育を受けている
  • 幼稚園は週3回
  • 今年からの入園で登園が週3回なのでまだ馴染めていない
  • お友だちに強くあたってしまうなど、ご迷惑おかけすると思いますが宜しくお願いします


順番に回ってくる自己紹介での周知だったので、ある意味一方的に説明できてラク。上記のようなことをしっかりと伝えました。


同じテーブルに座った方からは自己紹介が終わった後に質問などありましたが。同じテーブルの4人中の私以外の2人が療育にお子さんを通わせたり支援を受けたりしているとのことで、驚きました。


ウチを含めると4人中、3人の保護者が療育を体験しているということ。


ご兄弟に療育が必要な場合は、わざわざ幼稚園でカミングアウトしたり話題にする必要がありませんので、そのときお話をお聞きして初めて知った情報です。


ウチだけではないんだ‥と分かると、少し気持ちがラクになれました。

打ち明けてくれたお母さん方にも感謝です。


どこでカミングアウトするのか、いつするのか‥!?


親がカミングアウトの必要性を強く感じたときにはできる!


と、実際に体験してみて思いました。必要性をさほど感じていないときには、皆さんに伝えたい内容も思い浮かびませんでした。


最終的に私は、チボを守るためにカミングアウトする!という気持ちもありました。


療育にちゃんと通わせていること。

幼稚園には3回しか行っていないこと。

一年遅れて入園していること。

発達に問題があること。

親の私が皆さんにご迷惑おかけしていることを認識していること。

伝えたいことが自然と浮かびました。


正直、必死という感じでした‥。イベントでも親睦会でも、手が出る可能性・和を乱す行動の可能性があるチボの保護者としては、余裕はないのです。


療育施設にお子さんを通わせている保護者の方々とお話しすると「健常のお子さんと遊ばせたり接することに気をつかうし、上手くいかない」とよくお聞きします。本当にその通りだと思います。


こんなに沢山の上手くいかないことがあって、当たり前だと思います。


保護者が余裕を持って過ごせて、何の問題も起こらないのであれば‥それは療育は必要無いということなのでしょう。

公園での他の子どもとのトラブルのお話 → お友だちとのトラブルで大変‥!テーマで選ぶ相性の良い公園

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息子の発達障害をカミングアウト、その後

その後、担任の先生から「保護者からの問い合わせ」に関して、ウチに連絡がくることは無くなりました。

想像するに、担任の先生もお一人でたくさんの保護者の方にご説明されるのは大変な負担だと思います。

ウチからも他の保護者の方へキッチリ周知できてよかったと思いました。


私としても他の保護者の方とお話しをするときに、「週3回の登園なので、参加できてないイベントや知らない事柄が多くあること」を自然に口に出せるようになったので、気が楽になりました。


発達障害はパッと見に「障害がある」とは分かりにくいので、隠そうと思えば隠せる障害でもあります。


それでもやはり、発達障害が無いことにはならないし、治るものでもないので、本人や家族がどのくらい周りの方々に周知していくかはとても難しいと思います。


カミングアウトは偏見を生む可能性もありそうで怖いですが、一方で自分たちを守ることに繋がるようにも体験を通して感じました。

言葉が出なくなったり幼稚園選びのエピソード → 【発達障害と幼稚園・保育園】情報収集。保育園で抜き打ちもあり!?

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